明治3年、東京で和菓子づくりに情熱を燃やした初代が、
才能を見出され新潟県に移り住み販売をする傍ら、
生菓子の講習会等を開き、 新潟の菓子職人に技術を伝授して“和菓子の素晴らしさ”を伝えたといいます。
そして明治15年、現在の地で開業し、創業140有余年の老舗となります。

初代は明治天皇に二度も和菓子を献上するほどの技があったが、
二代目は体が弱く早世。若くして引き継いだ三代目は、戦争に翻弄され苦難の道を歩みました。
しかし時代の波を乗り越え、“第15回全国博覧会”式菓子部門最高賞、“第16回大会”で上生菓子部門副総裁賞ほか、
高松宮賞等、数々の受賞作を生みました。
現在は和菓子のみならず、洋菓子の修行も積んだ四代目が、
古き良き教えを受け継ぎながら、百花園らしい菓子を生み出しています。
そして次期五代目が、“生キャラメルの羊羹”を商品化しました。
まろやかで優しい佐渡バターを使用した自家製生キャラメルを白餡と合わせた羊羹が、
「驚きの新感覚だ」と注目を集めています。
キャラメルの香ばしい風味とコクある上品な甘さを、
ドライイチジクが見事なアクセントとなり引き立てています。

誠実に丁寧に、大切に守られた愛されるお菓子は、もはや極上の芸術品です。
自分へのご褒美はもちろん、大事な方へのおもたせとしてもお勧めです。