「もみじ饅頭」といえば安芸の宮島生まれの銘菓であるが、
今や広島県を代表する土産物と言っても過言ではない。
その歴史は明治後期に宮島の老舗旅館「岩惣」の女将によって
お茶菓子として考案されたのち、製菓部の初代・岩村栄吉氏に引き継がれ、
明治末期に〈岩村もみじ屋〉として創業したのが始まりです。
1970年代のもみじ饅頭ブーム以降は洋風の餡を入れたもの等、
種類が増え続けているが、そんな中でも素材選びから餡づくりにこだわって、
こしあんとつぶあんの2種類のもみじ饅頭のみを提供し続けている専門店が同店です。
厳選された北海道産の小豆と白双糖(ザラメ)を使用し、
手間暇かけて丁寧にアクを取り除きながら煮詰めた自家製餡は、
えぐみの無い小豆の風味と上品な甘さがくせになる味わい。
もちろん餡を包むカステラ生地も全て店内で手づくりしており、
お客様から「あんこ抜きのカステラだけは売ってないの」と
お問い合わせをいただくほど、好評を博しています。
厳選素材で焼き上げる極上のもみじ饅頭を提供する「岩村もみじ屋」。
カステラ生地と餡がしっとりと馴染んだ味わいの逸品を、ぜひあなたのご褒美にいかがでしょうか。