京の奥座敷・京北町に大規模な工房を構える〈村山木工〉は、
指物師である村山伸一氏が主宰するアトリエ。
木と向き合い作品に心血を注ぐ職人が集う木工工房です。
「指物」という稀有な技術を後世へと伝え発展させていきたい、
もっと多くの人にその素晴らしさを知ってもらいたい…
という同氏の想いから生み出された「立体的組子細工」は、
極めて優れた職人の技と、
枠にとらわれない創造性が高度な次元で融合したものです。

立体的組子細工は、従来の組子細工を踏襲しつつ、
そこに指物技術を合わせることで生まれる3次元の立体性が大きな特長で、
過去に事例のない同工房のみのオリジナル技法です。
この技法を室内装飾に採り入れる初の試みとなったパレスホテル東京神殿での実績が高く評価され、
世界の要人を迎える大手ホテルをはじめ、企業のレジデンス、飲食店の店舗装飾など、
〈村山木工〉の手掛ける立体的組子細工は、
今や日本の誇る手工芸の新たなジャンルを切り開いたと言っても過言ではありません。

指物の技が拓く「村山木工」の立体的組子細工
特許認定技術を用いて作られた立体組子照明シリーズ「組光」は、光の陰影が柔らかく、優しく室内を照らしてくれます。